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  • 眩暈、吐き気でお困りの女性

    回転する様なめまい、眩暈。かけ橋掲載分

    太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。論文、改善例のご案内はこちら

    メニエール病で回転する様な眩暈がある女性

    1953年生、女性

    回転する様な眩暈がある女性から相談を受けた。数年同じ様な症状が続いており、疲れが溜まると朝方吐き気も同時にあった。

    身体が冷えると悪化する眩暈

    糸練功にて確認した所、回転性眩暈、嘔気に対して、胃寒の証を確認した。養生としては、お身体を冷すと更に症状が悪化してしまう為、苦味やアクのある食物を控えて頂き、お身体を暖かくして過ごされる様にして頂いた。

    忙しくて漢方薬の飲み忘れが多く

    症状は改善されていくが、もう少しの所でお仕事の忙しさもあり飲み忘れが多くなり、数年が過ぎてしまった。1年間で8ヶ月分程しか飲まれていなかった。改善が進まず現状維持になって更にお時間が掛かってしまう事をお伝えした。

    経別脉診にてより深い体質を確認

    その後、経別脈診により症状の更に深い所に脾胃の水毒証を確認した為、処方を変更した。改善は更に進み、漢方薬の分量を順調に減らせていった。

    症状が出る事が少なくなってくると少し漢方薬を飲むペースが落ちてしまっていた為、再度お伝えし、飲み忘れがある時はお時間がずれても1日分量を飲む様に伝えた。

    飲み忘れは時々あった様だが、以前に比べ、きちっと飲まれる様になり眩暈症状が全く出なくなっていた。

    メニエール病により眩暈と吐き気でお困りの女性

    1953年生、女性

    メニエール病により眩暈、吐き気でお困りの女性から相談を受けた。

    糸練功で確認したところ、体内の冷えが原因となる胃寒の証を確認した。胃寒の証は、眩暈に加えて吐き気や頭痛が生じる特徴がある。食養として冷たい飲み物や、身体を冷やす傾向のある苦味の強い食物、アクの強い物を控えて頂いた。

    漢方薬の標本治療

    眩暈の症状は順調に改善し、標治の胃寒の証から本治の脾胃の水毒証に切り替えた。標治に対する漢方薬は、症状に対する効果は高いが体質改善の力が弱く、本治に対する漢方薬は、症状に対するよりも体質改善の効果が高い傾向にある。

    このまま順調に改善していくと思われたが、眩暈症状が落ち着いたことにより患者さんが自己判断で漢方薬を中断したため、一時的に症状の悪化がみられた。

    体質改善を終える前に漢方薬を止めてしまうと

    症状が出なくなったからといって体質改善を最後まで終える前に漢方薬を止めてしまうと、また病状が元に戻ってしまうことは、よく経験することである。

    また漢方薬を毎日飲まずに、飲み忘れなどにより期間が空いてしまうと、改善効果が大きく落ち込んでしまい、徒に治療期間を長引かせてしまうことになる。

    体質改善の必要性

    その後は、体質改善の必要性と毎日きちんと飲む事の大切さを理解して頂き、本治である脾胃の水毒証が10合になってから更に3ヵ月間続けて無事漢方薬を卒業された。

    眩暈と高血圧の男性。メニエール病

    1924年生、男性

    以前より高血圧症で漢方薬を服用されていた患者さんである。今回は突然の眩暈で御相談に来られた。

    お聞きすると以前から時より眩暈があり、病院でメニエール病と診断を受けていたそうである。糸練功で確認すると、2合にストレス性の証を確認。この方は高血圧で上焦を清熱する漢方薬を今まで服用されていた。

    1つの漢方薬で、眩暈、頭痛、高血圧の漢方治療を

    患者さんは、頭痛も訴えられるのでストレス性の眩暈の漢方薬に頭痛に効果のある上焦へ引き上げる生薬を加え、更に血圧に効果のある生薬を加味し投薬した。1つの漢方薬で血圧まで治せば患者さんの負担も少なくなるとの考えだった。よって上焦を清熱する漢方薬は一時中止した。

    漢方治療から6ヵ月後

    なかなか改善しない。浮遊感のような眩暈がよく有るそうである。糸練功の合数も3合であり、半年服用し1合改善しただけであった。糸練功で再確認し、ストレス性の眩暈証の加味法から血圧の生薬を抜いて投薬した。同時に血圧の上焦を清熱する漢方薬も再び投薬した。

    漢方治療から8ヵ月後

    浮遊感は消失。糸練功の合数も5合に改善。その後、順調に改善し、1年8ヵ月後、眩暈で長年苦しんだメニエール病の治療を終了した。

    嘔吐と回転性眩暈のメニエール病

    1953年生、女性

    患者さんは離島から訪ねて来られたご婦人。7、8年前から回転性の眩暈と嘔吐に悩まされている。朝方は疲労感と吐き気があり、夕方からはやる気が無くなると言われる。緊張すると震えがきて不安感が強くなる。酷い発作は年に1、2回との事。

    メニエール病と自律神経の漢方薬

    糸練功で調べると心の臓陰証1.5合5プラスがメニエール氏病の反応穴と重なる。自律神経の異常は、小腸経陽証2.5合2プラスに確認。メニエール氏病に胃寒の漢方薬をお湯割りで、自律神経の異常に牡蠣製剤と人参製剤を選薬投与。

    漢方薬服薬から2週間後

    数年遅れていた生理が来る。

    漢方薬服薬から1ヵ月半後

    メニエール氏病は4.5合1プラス。自律神経は6.5合プラス3に順調に動き出す。まだ症状の改善は見られない。

    漢方薬服薬から2ヵ月半後

    メニエール氏病5合プラス3。自律神経は7合プラス2。

    漢方薬服薬から3ヵ月半後

    気分の良い日が多くなる。発作は起こっていない。メニエール病が8合プラス1。自律神経は9合プラスマイナス1。

    漢方薬服薬から6ヵ月後

    気分も良く、吐き気や疲労感、震えなどの症状も消失。メニエール病が9合プラスマイナス1。自律神経は10合プラスマイナス1に改善。

    漢方薬服薬から11ヵ月後

    メニエール病が10合プラスマイナス。自律神経は9.5合プラスマイナス1になる。更に1ヵ月分投薬し治療終了となる。

    メニエール病は現代医学では完治の難しい疾患であるが、東洋医学では、まず完治できる疾患である。

  • 眠れなくなり、眠れない不安を感じてしまう男性

    睡眠薬を飲む事で眠れる不眠症。かけ橋掲載分

    太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。論文、改善例のご案内はこちら

    不眠症と右手の違和感。更に不安感

    1972年生、男性

    眠れなくなり、眠れないことから不安を感じてしまう男性より不眠症の相談を受けた。ショックな出来事があり、2ヵ月ぐらい前より寝付きが悪くなってきたとの事。心療内科にて出して頂いた睡眠薬を飲む事で眠れるとの事だった。

    生体内環境へのアプローチ

    糸練功にて確認した所、不眠症の部分に抑肝散証を、人間の体質的な部分の反応である生体内環境に四逆散の証を確認した。治療は、生体内環境を中心に治療を開始した。

    不眠、不安は、東洋学では五志の憂と言われている。怒、喜、思、悲、恐の5種の精神状態が乱れる事で起こっているものと考えられる。

    漢方治療開始から1ヵ月後

    合数の改善は2合まで進み不安の部分は大分取れてきたとの事だった。

    漢方治療開始から7ヵ月後

    睡眠薬の服用なしで眠れるようになってきたとの事。大分改善が見られて不安もなくなったとの事だった。

    漢方治療開始から1年7ヵ月後

    不眠の治療が終了して、右手の違和感による治療に切り替えた。右手の違和感では、血栓性の反応とこちらも生体内の反応により治療を開始した。

    漢方治療開始から2年6ヵ月後

    違和感も大分なくなり改善してきているとの事。治療開始から5年で不眠、不安、右手の違和感に対しての不快感がなくなったとの事で治療終了に至った。

    不眠症、睡眠障害と不安感を訴える男性

    1972年生、男性

    患者さんからの紹介で、不眠症の男性の相談を受けた。

    元々はよく眠れる体質だったのだが、数ヶ月前から突然眠れなくなり、不眠に対して強い焦りや不安感がある。家庭の事情による強いストレスがきっかけだった。

    心療内科にてデパスとマイスリーを処方され服薬中。眠りの質を高めて不安感を取り除く血毒と中焦の熱証を改善する漢方粉薬をお飲み頂く事とした。

    漢方薬服用開始から1ヶ月後

    眠りはまだ浅いが不安感が随分楽になられた。然し、2ヶ月経っても眠りの状態に変化なし。日中も悲観的な感情が現れる様になって来た。漢方薬方を水毒と上焦の熱証を改善する煎じ薬に切り替えた。

    その後、精神症状が随分楽になり、就寝してすぐ眠れるようになって来た。

    漢方薬服用開始から半年経過した頃

    デパスとマイスリーの服薬を中止された。途中、右手首の痛みを訴えられ、同時に胸郭出口症候群と思われる反応を捉えた。

    併せて治療を行ったところ、4ヶ月後には胸郭出口症候群は、殆ど痛みも無くなった。

    胸郭出口症候群は良くなりました

    胸郭出口症候群は良くなったけれど、右手首の痛みが残っている。血栓様の反応を捉え、血流を改善する治療に移った。

    漢方薬服用開始から1年後

    不眠症に対する不安感は全く消えていた。眠りの状態も安定し、残る症状は右手首の痛みのみ。急激な血流改善は出血傾向になり危険である。ゆっくり時間をかけて血流を改善し、最終的には肉体的にも精神的にも強い体質を造る事が出来た。

    寝ようとすると苦しくなる不眠症の男性

    1969年生、男性

    以前より音に敏感で、寝ようとすると苦しくなり不眠に陥ってしまったという男性から相談を受けた。心療内科で貰っている睡眠薬を飲まないと眠れず、現在は仕事を休んでいるとの事であった。

    ストレスや精神的な身体への影響をみる五志の憂の証

    糸練功で確認した所、五志の憂に不眠の原因と思われる証を捉えた。五志の憂はストレスや精神的な身体への影響をみる、東洋医学独自の概念であり、怒、喜、思、悲、恐の5種の精神状態でバランスを取っているという考え方に基づく。

    漢方治療開始から7ヶ月経過後に睡眠薬を少し減らす事が出来た

    問診と糸練功より、五志の憂に対して煎じ薬と錠剤で治療を開始した。治療を開始して暫くは、睡眠薬の量が中々減らず苦労しておられたが、7ヶ月経過後に睡眠薬を少し減らす事が出来たとの報告を受けた。11ヶ月後には仕事に復帰する事が出来るようになった。

    その後、睡眠薬が順調に減り始め

    1年が経過する頃から睡眠薬が順調に減り始めた。4分の3量から2分の1量から8分の3量と減薬の段階を踏み、服用開始から1年半で睡眠薬をゼロにすることができた。この頃には眠れないと訴えられる事は無くなっていた。その後暫くは再発防止のために漢方薬を継続し、服用開始から2年程で治療終了とした。

    思わぬストレスを受けてしまう前に

    不眠症は、何かとストレスの多い現代社会では誰にでも起こりうる。テレビやスマートフォン文化の発達は、利便性と共に不必要な情報に晒されるリスクを伴い始めている。

    思わぬストレスを受けてしまう前に、情報をシャットアウトし、何も考えない時間を作る事が大切である。心、身体、時間、全てにゆとりを持って生活して頂きたく思う。

  • 薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示

    柴胡、黄連、天門冬、山梔子、地竜、太子参、巴豆、山査子、高麗人参酒、海狗腎酒、黄精酒、枸杞子酒、天門冬酒、淫羊蕾酒、五加皮酒、白朮酒、三島柴胡、升麻、白芷、紫河車、蟾酥、神麹、広茂、一角を常設展示しています。

    太陽堂漢薬局の生薬展示紹介

    柴胡

    • 左側に展示
    • 日本産のミシマサイコは和柴胡とも呼ばれ、柴胡の中でもっとも良品とされている。
    • 五味は苦。五気は微寒。
    • 解熱作用、解鬱作用、升挙作用があります。

    黄連

    • 右側に展示
    • キクバオウレンやセリバオウレン等の根茎を取り出し、根茎についているヒゲ副根を取り去ったものを漢方で黄連とします。
    • 根茎を割ると中身は鮮やかな黄色で、空洞のあるものや隙のあるものはダメ。充実しているものが良いといわれています。
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 大苦、大寒で瀉火、燥湿、解毒の効があり、流行性熱性疾患、細菌性腸炎、肺結核、嘔吐、鼻血、下血、咽頭炎、口内炎、湿疹などに用います。

    天門冬

    天門冬

    • 麦門冬と働きが似ているので天門冬、地門冬ともいわれるが、なかでも天門冬と一般に言われる。
    • 五味は甘、苦。五気は大寒。
    • 滋陰清熱、化痰の効があり、発熱、咳嗽、吐血、口渇、咽喉の腫瘍などに用います。

    山梔子

    山梔子

    • 右側に展示
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 清熱乾湿、清熱解毒、除煩、退黄の作用があり、感染症や炎症、煩躁や黄疸、出血などに用いる。
    • また外用薬として打撲や捻挫に生山梔子の末、痔の炎症に山梔炭を用います。

    地竜

    • 左側に展示
    • 五味は鹹。五気は寒。
    • 清熱瀉火、定驚、通経路、止咳の作用があり、高熱時のひきつけや煩躁、癲癇、脳梗塞後遺症、喘息、気管支炎、関節リウマチなどに用いられる。

    太子参

    山査子

    • 右側に展示
    • 五味は甘、微苦。五気は微温。
    • 人参と同じく補気、止渇の効があり、胃腸が弱く、倦怠感や食欲不振、神経衰弱などの症状が見られるとき、病後で口渇や多汗がつづくときに用いられます。
    • とくに小児の虚弱体質や夏カゼで寝汗がつづき熱の下がらないものにも用います。

    巴豆

    • 右から二番目に展示
    • 五味は辛。五気は熱、有毒。
    • 漢方では古くから薬用とされ、食積を下し、浮腫や腹水、痰を除く効があります。

    山査子

    • 左側から二番目に展示
    • 山査子は、果実の成分にはクラテゴール酸やクエルセチン、クロロゲン酸、タンニン、サポニン、ビタミンC、タンパク質などが含まれ、抗菌、血管拡張、強心、降圧作用が報告されています。
    • 五味は酸。五気は微温。
    • 消食の効があり、おもに消化不良や下痢の治療に用いられます。

    薬酒、高麗人参酒

    海狗腎

    • 左側に展示
    • 強心、強壮、血糖降下、中枢血管運動神経興奮、肺、気管支亢進作用。
    • 六年根の水参です。

    薬酒、海狗腎酒

    • 左から二番目に展示
    • 性神経興奮作用、インポテンツ、性機能減退
    • アザラシ、オットセイの陰茎と睾丸をホワイトビネガーにつけたものです。

    薬酒、黄精酒

    • 右から二番目に展示
    • 強壮、抗菌、降圧作用、栄養不足、肺結核、白鮮症、咳嗽
    • 蒸して日干しにする過程を何度も繰り返して用います。

    薬酒、枸杞子酒

    • 右側に展示
    • 枸杞子の効能は、滋養、強壮、肝細胞新生促進作用、肝硬変、慢性肝炎、遺精、帯下、老人性白内障

    薬酒、天門冬酒

    五加皮

    • 左側に展示
    • 鎮咳、利尿、通便、強壮、抗菌作用、咳嗽、慢性気管支炎、肺結核、肺腫瘍、貧血、結核、病後の衰弱

    薬酒、淫羊蕾酒

    • 左から二番目に展示
    • 性機能興奮、降圧、抗ウイルス作用、少量で利尿、大量で抗利尿作用、抑うつ型の精神衰弱、不妊症

    薬酒、五加皮酒

    • 右から二番目に展示
    • 強心、強壮、鎮痛作用、慢性関節リウマチ、水腫、乏尿、小児の発育不全

    薬酒、白朮酒

    • 鎮痛、鎮静、利尿作用、腎炎、浮腫、胃腸炎、下痢
    • 白朮は、補益力が強く、体の深い部分に使用します。

    三島柴胡

    野生柴胡

    • 柴胡の全体像です。
    • 太陽堂漢薬局が九州で採取した野生の柴胡です。10年根以上の立派な柴胡です。
    • 日本産のミシマサイコは和柴胡とも呼ばれ、柴胡の中でもっとも良品とされている。
    • 五味は苦。五気は微寒。
    • 解熱作用、解鬱作用、升挙作用があります。

    升麻

    升麻

    • 上段左側に展示
    • 升麻は、外皮紫黒色で肥った物が良品です。外皮が黒い物、肉質が青白い物は次品となります。
    • 五味は甘、辛。五気は微寒。
    • 清熱、解毒、鎮痛作用があります。
    • 身熱、頭痛、咽頭痛、蕁麻疹、瘡傷に用います。

    白芷

    • 上段右側に展示
    • 白芷は、大和産の芳烈な気味に富んだ純白色が良品となります。肥大な物は劣品です。
    • 暫らく水に浸し木口切にします。
    • 五味は辛。五気は温。
    • 解表、鎮静、鎮痛、抗菌作用があり、頭痛、眩暈、神経痛等に用います。

    紫河車

    • 中段左側に展示
    • 新鮮な胎盤を火で炙り乾燥した物です。プラセンタの原料ともなります。
    • 五味は甘、鹹。五気は温。
    • 漢方薬の中で最も補力が強い俊補の薬味です。補血、強壮、強精、免疫、抗アレルギ作用があります。
    • 貧血、咳、神経衰弱、陰痿、陣痛促進、乳汁分泌等に用います。

    蟾酥

    • 中段中央に展示
    • 分泌物に小麦粉を混ぜ固めてあります。内服又は外用します。
    • 五味は甘、辛。五気は温。
    • 鎮痛、抗腫瘍、強心、排毒作用があります。化膿性疾患、胃腸炎等に用います。

    神麹

    • 中段右側に展示
    • 五味は辛、甘。五気は温。
    • 神麹は、健脾、消化、止瀉の効があり、消化不良、食欲不振、腹部膨満感、下痢などに用います。

    広茂

    • 下段に展示
    • 別名は莪朮と言います。大きく肥え内部が締まった新鮮な物が良品です。
    • 五味は苦、辛。五気は温。
    • 芳香健胃、駆風剤で消化不良、胸腹痛に用います。
    • 腹腔内血塊の吸収促進、抗腫瘍作用があると言われています。

    一角

    • 一角獣、ユニコンの牙。鮫皮にて擦り、粉にして服用します。本来の漢方薬ではありません。
    • 江戸時代にオランダ医学と共に日本に入ってきました。ヨーロッパでは神秘的な解毒薬として使われていました。
    • 解熱、鎮静の働きがあります。江戸時代の漢方医、和田東郭は激しい精神病に桃核承気湯に加味して用いています。
    • 止咳の作用があり、高熱時のひきつけや煩躁、癲癇、脳卒中後遺症、喘息、気管支炎、リウマチなどに用いられる。

    薬局内展示生薬

    目次
    薬局内1。茯苓、白檀、五八霜。他5品展示
    薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示
    薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示
    薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示
    薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示
    薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示
  • 薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示

    桔梗、海馬、半夏、黄芩、知母、紅参、白参、牛膝、黄連、山薬、半夏、川芎、宇金、生姜、カミツレ、板茯苓、知母、羅漢果、五加皮、朝鮮人参を常設展示しています。

    太陽堂漢薬局の生薬展示紹介

    桔梗

    • 左側に展示
    • 桔梗は白い方が良いのだが、晒桔梗は三年も置くと褐色になる。
    • 五味は苦、辛。五気は平。
    • 漢方では、止咳、去痰、排膿の効があり、咳嗽、咽頭腫痛、下痢、腹痛などに用いられます。

    海馬

    中間に展示

    半夏

    • 右側に展示
    • 五味は辛。五気は温、有毒。
    • 半夏は、理気、止嘔、去痰の効があり、悪心、嘔吐、消化不良、咳嗽、不眠症などに用いられます。

    黄芩

    知母

    • 左側に展示
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 黄芩は、清熱、燥湿、解毒、安胎の効があり、咳嗽、下痢、黄疸、膀胱炎、吐き気、皮膚化膿症、胎動不安に用いられます。

    知母

    • 左から二番目に展示
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 知母は、清熱瀉火、滋陰清熱の効があり、発熱による脱水や煩躁、肺病の咳嗽、便秘、排尿障害などに用いられます。

    紅参

    • 右から二番目に展示
    • 朝鮮人参を蒸処理した物です。
    • 一般に白参と同様に使いますが、厳密には異なります。
    • 実地では、最高級白参を証に合わせ、匙加減した方がシャープな効果を経験する事が多いようです。
    • 五味は甘、微苦。五気は微温。
    • 健胃整腸、強壮、強精作用があり、胃腸衰弱、新陳代謝機能減退、食欲不振、倦怠感、腹痛、下痢、免疫低下等多くの病態に用います。

    白参

    右側に展示

    牛膝

    黄連

    • 左側に展示
    • 牛膝は、イノゴズチの根を乾燥したものです。イノゴズチは節大きく、茎が紫色で、根が長いものほど効があります。
    • 五味は苦酸。五気は平。
    • 活血、通経、止痛、強筋骨の効があり、婦人科疾患や関節痛、打撲、神経痛、足腰の筋肉の萎弱や疼痛に用います。
    • 下行する性質があり、月経血の排出促進や利尿、通便し、上半身の充血を慶元します。

    黄連

    • 中間に展示
    • キクバオウレンやセリバオウレン等の根茎を取り出し、根茎についているヒゲ、副根を取り去ったものを漢方で黄連とします。
    • 根茎を割ると中身は鮮やかな黄色で、空洞のあるものや隙のあるものはダメ。充実しているものが良いといわれています。
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 大苦、大寒で瀉火、燥湿、解毒の効があり、流行性熱性疾患、細菌性腸炎、肺結核、嘔吐、鼻血、下血、咽頭炎、口内炎、湿疹などに用います。

    山薬

    • 右側に展示
    • 山薬の別名、自然生、野生の山芋。
    • 五味は甘。五気は平。
    • 脾胃や肺を補う効があり、下痢や咳嗽、糖尿病の治療、さらに滋養薬として胃腸虚弱や体力低下の改善に用います。

    半夏

    半夏

    • 中央、右側に展示
    • 五味は辛。五気は温、有毒。
    • 半夏には、理気、止嘔、去痰の効があり、悪心、嘔吐、消化不良、咳嗽、不眠症などに用いられます。

    川芎

    • 左側に展示
    • 川芎は頭の苦情を楽にさせる薬で頭に関する薬です。
    • 五味は辛。五気は温。
    • 活血、理気、止痛の効があり、頭痛や腹痛、筋肉痛、生理痛等に用います。

    宇金

    宇金

    • 左側に展示
    • 宇金は涼で肝胆に効き、姜黄は温で胃に働きます。
    • 日本で春宇金と呼ばれている物は姜黄にあたり、秋宇金と呼ばれている物が一般的に宇金です。中国では、逆に春宇金、姜黄を宇金と言います。
    • 五味は辛、苦。五気は涼。
    • 止血、鎮痛、利胆、利尿作用があり、通経、肝炎、黄疸に用います。

    生姜

    • 右から2番目に展示
    • 日本の生姜はひね生姜、大生姜。本来漢方薬の原料となるのは小生姜です。
    • 五味は辛。五気は微温。
    • 発汗、止嘔吐作用があり、風邪、嘔吐、食欲不振等に用います。
    • 乾燥した生姜は乾姜と言います。大辛、大熱で非常に身体を温め血液循環を良くし、血管運動中枢を興奮させます。

    カミツレ

    • 右側に展示
    • ヨーロッパ原産のキク科の一年草。花もしくは全草を用います。
    • 芳香性苦味健胃薬や発汗薬、消炎、抗アレルギー薬、鎮静、安眠薬、駆風薬として幅広く用いられます。

    板茯苓

    板茯苓

    上質の茯苓を板状にしたものです。

    知母

    • 左から二番目に展示
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 知母は、清熱瀉火、滋陰清熱の効があり、発熱による脱水や煩躁、肺病の咳嗽、便秘、排尿障害などに用いられます。

    羅漢果

    • 右から二番目に展示
    • 羅漢果樹の果実を乾燥したものです。
    • 止咳、潤腸の効があり、感冒、咽頭痛、百日咳、便秘などに用います。

    五加皮

    • 右側に展示
    • エゾウコギの根皮を刺五加。クロバナカズラの根皮を香加皮といいます。香加皮を北五加皮、ウコギ科の五加皮を南五加皮といいます。良品といわれているものは南五加皮です。
    • 五味は辛。五気は温。
    • 去風湿、強筋骨、補肝腎の効があり、リウマチなどによる関節痛や筋肉痛、腰や膝の筋力低下、インポテンツ、浮腫、脚気などに用います。

    朝鮮人参

    朝鮮人参

    • 朝鮮人参、最下段に展示。
    • 別名、御種人参、高麗人参など産地等の違いで様々な呼び名があります。これの皮を去ったのが白参です。
    • 黄味が強く、太く重い物が良品です。
    • 五味は甘、微苦。五気は微温。
    • 健胃、強壮、強精、強心作用があります。新陳代謝機能減退、食欲不振、倦怠、下痢、胸腹痛、貧血、糖尿病他に使用します。

    薬局内展示生薬

    目次
    薬局内1。茯苓、白檀、五八霜。他5品展示
    薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示
    薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示
    薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示
    薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示
    薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示
  • 薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示

    石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠、虎鞭、熊胆、竜骨、大棗、熟地黄、大黄、猪苓、天門冬、山査子を常設展示しています。

    太陽堂漢薬局の生薬展示紹介

    石膏

    • 左に展示
    • 石膏は、縦に束鍼状の紋理があり軟らかい物が上品です。硬いものは劣品です。
    • 修治、調整方は上下から炭火で2時間半程焼き、一晩冷やし薬用とします。
    • 五味は甘、辛。五気は大寒。
    • 清熱、解熱、消炎、止渇、鎮静作用があります。高熱、糖尿病他熱性、炎症性疾患に多用します。

    牡蠣、右手前に展示

    • 日本で使われる牡蠣は漢方では雌蠣と言い偽物です。一般に雌蠣は日本では生をそのまま。
    • 中国では化石牡蠣を約300度で焼き使用しています。
    • 当薬局では800度で焼かれた化石牡蠣を使用しております。
    • 五味は鹹、渋。五気は微寒。
    • 鎮静、収歛、軟堅、制酸作用があります。

    雪蓮花、奥に展示

    • 五味は甘苦。五気は温。
    • 寒を除く、陽を壮んにする、調経、止血の効があり、足腰の弱り、生理不順、婦女崩帯、外傷出血に用います。

    真珠

    真珠

    • 左側に展示。
    • 真珠皮と言い、真珠の表面だけを粉にして使用します。
    • 五味は甘、鹹。五気は寒。
    • 安神、定驚、清熱、解毒、除翳、収斂生肌の効があり、心肝の火を清して動悸や痙攣、目の混濁に用います。

    虎鞭

    虎鞭

    • 上段右側に展示
    • 虎の陰茎です。一般に強壮剤として用います。現在は入手不可能です。

    熊胆

    • 下段右側に展示
    • 光沢のある黒色を呈し臭気は焦臭性です、純苦味で血脂等の雑味の無いのが良品となります。また琥珀様に透明で光沢があり黄赤色で極めて苦く、口で溶かすと粘らぬ物も良品です。
    • 水に溶かし湯煎にて温め頓服します。又は水で溶化し皮と滓を取り丸薬にもします。
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 利胆作用が強く、鎮静、鎮痙、鎮痛、消炎を目的に用います。

    竜骨

    • 下段左側に展示
    • 竜骨は、マンモスや動物の化石です。色が白い物が良く、黄色、黒と順に質が落ちます。舌に付けると吸い付いて離れない物が良品です。
    • 五味は甘、渋。五気は平。
    • 強壮鎮静剤であり、臍下の動悸、驚狂、失精、不眠症に用います。
    • 生は鎮静効果に優れ、焼くと収斂効果が強くなります。

    大棗

    大棗

    • 左側に展示
    • 大棗は、なるべく肉の厚いものほど良く、大きいナツメであればよいというので、大きい棗から大棗の字が得られました。大棗は大きければ有効成分も多く、新しいもの、すなわちジクジクしているようなものほどよい。
    • 五味は甘。五気は温。
    • 脾胃を補い、精神を安定させ、刺激の強い薬性を緩和する効があり、食欲不振、下痢、動悸、ヒステリーなどに用いる。

    熟地黄

    • 右から二番目に展示
    • 生地黄は甘く、潤の多い肥った物が良品です。熟地黄は酒で蒸して黒い光沢がある物が良品です。
    • 五味は甘。五気は微温。
    • 補血、強壮作用があります。貧血、虚弱者、糖尿病他様々な慢性病に用います。

    乾地黄

    乾地黄は五味は甘、苦。五気は寒になります。

    大黄、右側に展示

    • 錦紋大黄が良品です。
    • 唐大黄でも軽く、虫が来るほどの陳い物ほど良品です。虫も食わない大黄は人間にとって劣品です。
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 通便、清熱瀉火、活血化オの効があり、熱性疾患、興奮症状、瘀血、腹部腫瘤、無月経などに用います。

    猪苓

    猪苓

    • 左側に展示
    • 猪苓は、サルノコシカケ科のチョレイマイタケの乾燥した菌核を用います。
    • 薬材は5から15センチぐらいの黒褐色をした塊であり、新鮮なものの内部は白色であるが、時間が経つと褐色を帯びてきます。
    • 五味は甘。五気は平。
    • 利水消腫、通淋の効があり、排尿減少、浮腫、脚気、下痢などに用います。

    天門冬

    • 麦門冬と働きが似ているので天門冬、地門冬ともいわれるが、なかでも天門冬と一般に言われます。本当は白色ですが、堅く黒くなってしまいました。
    • 五味は甘、苦。五気は大寒。
    • 滋陰清熱、化痰の効があり、発熱、咳嗽、吐血、口渇、咽喉の腫瘍などに用います。

    山査子

    • 右側に展示
    • 山査子は、成熟果実を乾燥させたものを用います。核を除いたものは山査肉といいます。
    • 五味は酸、甘。五気は微温。
    • 消食の効があり、おもに消化不良や下痢の治療に用います。特に油っこいものや肉類などの消化不良に適しています。

    薬局内展示生薬

    目次
    薬局内1。茯苓、白檀、五八霜。他5品展示
    薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示
    薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示
    薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示
    薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示
    薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示
  • 薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示

    海竜、海馬、黄柏、杜仲、真耆、綿黄耆、霊芝、黒芝、錦紋大黄、芍薬、紅参、雲南天麻、白朮、蒼朮、当帰、麻黄を常設展示しています。

    太陽堂漢薬局の生薬展示紹介

    海竜

    • 前側に展示
    • 海馬と同じ科に属するが、タツノオトシゴより細長く直線的な魚です。
    • 五味は甘。五気は温。
    • 漢方薬の働きとしては、海馬とほぼ同様で、補腎、壮陽の効があり、強壮薬として慢性病やインポテンツ、分娩促進などに用います。

    海馬

    • 奥に展示
    • タツノオトシゴにはいくつかの種類があり、生薬の海馬も区別される。
    • オオウミウマやサンゴタツが最も一般的です。そのほか体長が7センチ以下の幼少なものを海ソあるいは小海馬、背中に刺突起のあるイバラタツを刺海馬といいます。
    • 五味は甘。五気は温。
    • 補陽、強壮、活血に効があり、インポテンツや遺尿、夜間頻尿、老人性咳嗽、難産、腹部腫塊などに用います。

    黄柏

    黄柏

    • 最前列右側に展示
    • 皮が厚く深黄色で苦く、黄柏末を水で練る時、粘りのある物が良品です。老木の皮は劣品になります。
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 消炎、健胃、収斂作用があります。胃腸炎、下痢、黄疸等に用います。打撲には末を外用します。

    杜仲

    • 左側に展示
    • 杜仲は、厚く潤いが有り、折ると銀色綿状の粘液が出る物が良品です。若木の薄い皮は粘液が少なく劣品となります。
    • 五味は甘、微苦。五気は温。
    • 鎮静、鎮痛、強壮、降圧作用があり、神経痛、身体疼痛、高血圧症、流産防止等に用います。

    真耆

    • 右側に展示
    • 日本市場では束黄耆として流通していたが、日本薬局方では除外されている。
    • ただし、中国ではこの真耆も黄耆のひとつとして扱われ、むしろ本品のほうが尊ばれています。
    • 真耆には黄耆と同様に利水、止汗、補気作用があり、浮腫、盗汗、麻痺、脱肛、子宮下垂に用います。

    綿黄耆

    • 後方に展示
    • 甘く香気のある物が良品。スカが入ったり硬い物は劣品です。
    • 綿黄耆は黄耆の上品となり、補薬の長と言われています。
    • 五味は甘。五気は微温。
    • 止汗、利尿、降圧、強心、強壮作用があり体表の水毒を除きます。虚弱者、盗汗、浮腫、小便不利、脱肛、子宮脱、内臓下垂等に用います。

    霊芝、黒芝

    霊芝

    • 神農本草経では芝草を紫芝、赤芝、青芝、黄芝、白芝、黒芝の六芝に区別されている。ちなみにマンネンタケの傘の色は初めは卵黄色、のちに赤褐色から黒色に変化する。
    • 五味は甘。五気は平。
    • 強壮、安神、健胃、止咳の効があり、体力低下や慢性疲労、不眠症、神経衰弱、老人性気管支炎、気管支喘息、胃腸虚弱などに用います。

    錦紋大黄

    芍薬

    • 左側に展示
    • その左には唐大黄を展示。別名将軍と言います。
    • 肥大で深黄色、又は紫地錦紋で良く締まり、軽質の物が良品です。頭大黄と言います。年数を経て古い物ほど良く、服用しても腹痛がない物が良いです。
    • 痩せて細く芋情の物は小天大黄で次品となります。黒く硬く重い物は最悪品となります。
    • 五味は苦。五気は寒。
    • 消炎、清熱、瀉下作用を有し、腹痛、便秘、尿利異常、黄疸、腫膿等に用います。

    芍薬

    • 手前に展示
    • 芍薬は、冬に根を取り乾燥します。指のように太く硬い物が良品です。外皮が淡紅色で肉質が白い物ほど良品です。肉質が黒い物は薬用として使えません。
    • 白芍は外皮を除いてあります。
    • 五味は苦。五気は微寒。
    • 緩和、鎮痙、鎮痛作用あります。腹満、腹痛、手足攣急、下痢等に用います。
    • 赤芍は血に対し清熱作用があり、白芍は鎮静、鎮痛、鎮痙、補益効果が強いです。

    紅参

    • 奥に展示
    • 朝鮮人参を蒸処理した物です。
    • 一般に白参と同様に使いますが、厳密には異なります。実地では、最高級白参を証に合わせ、匙加減した方がシャープな効果を経験する事が多いようです。
    • 五味は甘、微苦。五気は微温。
    • 健胃整腸、強壮、強精作用があり、胃腸衰弱、新陳代謝機能減退、食欲不振、倦怠感、腹痛、下痢、免疫低下等多くの病態に用います。

    雲南天麻

    • 右側に展示
    • 一般に冬と春に採取し、春のほうが多く採れるが、冬に採取したもの、冬麻の品質が優れているとされています。
    • 雲南天麻は天麻の中で、最も上質のものとされています。
    • 五味は甘。五気は微温。
    • 平肝、定驚、鎮痙、鎮痛作用があり、眩暈や意識障害、痙攣、頭痛、ヒステリー、関節痛などに用います。

    白朮

    • 最前列左側に展示
    • 良く肥り、根が白く柔かい物は三好白朮で上品です。根が堅い物は劣品になります。
    • 展示の白朮は多少ですが蒼朮との雑種に成っていると思われます。現在、白朮の純粋種は中々手に入りません。
    • 五味は甘、微苦。五気は温。
    • 鎮痛、鎮静、利水作用があり、腎炎、浮腫、胃腸炎、下痢等に用います。

    蒼朮

    • 五味は苦、辛。五気は温
    • 白朮は、温、燥で補益力が強いです。身体の深い部分に使用します。
    • 蒼朮は燥、散で利水作用が強いです。主に体表の利水や身体痛等に使用します。
    • 和産では佐渡蒼朮だけが蒼朮の純粋種になります。
    • 蒼朮の中でも、古立蒼朮は精油成分が多く、綿カビ状の結晶が出て良品です。

    当帰

    • 右側に展示
    • 日本で栽培されているものには吉野地方の大和当帰と北海道の北海当帰の2種類があります。品質は大和当帰、収量は北海当帰が優れています。
    • 五味は甘、辛。五気は温。
    • 補血、活血、調経、潤腸の効があり、生理不順、虚弱体質、血虚、腹痛、腹腔内腫瘤、打撲傷、しびれ、皮膚化膿症、便秘などに用います。
    • 当帰は婦人科の領域の主薬であり、また血中の気薬ともいわれ、非常に多くの処方に配合されています。

    麻黄

    • 奥に展示
    • 噛むと舌上に麻痺を覚えます。
    • 麻黄は、六陳八新の六陳の一つです。必ず寝かして、やや古くして用います。新しい物は心臓負担等があります。
    • 五味は辛、苦。五気は温。
    • 発汗、解熱、鎮咳、利水作用があります。咳、身体痛、水腫等に用います。

    薬局内展示生薬

    目次
    薬局内1。茯苓、白檀、五八霜。他5品展示
    薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示
    薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示
    薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示
    薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示
    薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示
  • 薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示

    太陽堂漢薬局の生薬展示紹介

    猿頭霜、琥珀、桂皮、桂皮、蘇木、唐厚朴、露蜂房、穿山甲、犀角、羚羊角、鹿茸、鹿角を常設展示しています。

    猿頭霜

    右奥に展示。サルの頭の黒焼。自閉症や統合失調症、神経症に使用します。

    琥珀

    • 右側手前に展示。現在の日本漢方では使用しない薬物です。
    • 木の樹脂の化石です。金珀を透明な深紅色、銀珀は色の淡い物、蝋珀は淡黄色の物、黒色の順で質が落ちます。砕いて粉にして用います。
    • 五味は甘。五気は平。
    • 鎮静、利水、瘀血を除きます。不眠症、血尿、結石、腹痛等に使用します。

    桂皮

    桂皮

    • 左手前に展示
    • 肉桂の別名の通り、皮が厚く重く、精油の辛味と甘い香気の強い物が桂皮の良品です。裏面が黒い物や辛味の少ない物は使用出来ません。
    • 五味は甘、辛。五気は大熱。
    • 気の発散、発表、通経の効があり、虚弱者、頭痛、悪風、下腹冷痛、月経過少、身体痛等に用います。

    桂枝

    • 右側に展示。
    • 五味は辛、甘。五気は温。
    • 桂皮は温める働きが強く、桂枝は発散力が強くなります。

    蘇木

    • 中間に展示
    • 木部にはブラジリンのほか、フェランドレンやオシメンなどを主成分とする精油が含まれています。
    • 五味は甘、鹹。五気は平。
    • 蘇木は、活血、通経、止血の効があり、外傷や腹痛、無月経、産後の瘀血など婦人科疾患に用います。

    唐厚朴

    • 奥に展示
    • 内面が緻密で爪でも欠け易く、気味が強く微に苦味のある物が良品です。
    • 現在日本の漢方薬として使われている和厚朴は代用品で種も異なる偽物です。効果もあまり期待出来ません。
    • 代用和厚朴は内面茶褐色。唐厚朴は内面が黒色です。
    • 五味は苦、辛。五気は温。
    • 漢方では気の鬱滞を取る重要な薬味です。
    • 鎮痙、健胃整腸作用があります。腹部の緊張、膨満、腹痛、下痢、喘咳、嘔吐に使用します。

    露蜂房

    露蜂房

    • 薬用には、雨露に当たったアシナガ蜂やスズメ蜂の巣が良いと言う意味で露蜂房と言う名が付きました。
    • なるべく大きく表面が黄色と黒で文様が出来ている物が良品です。
    • 黒焼や末にして酒で服用したり、砕いて煎じて用います。作用が強い面があり、過量投与は厳禁です。
    • 五味は甘辛、五気は涼。
    • 鎮痙、鎮静、殺菌解毒作用が有り、小児疳の虫、ひきつけ、インポテンツ、乳腺炎、リンパ腺炎、化膿症等に用います。また殺菌作用を目的として軟膏に混和したりします。

    穿山甲

    犀角

    • 左側に展示。
    • アルマジロとは別種です。
    • 鱗に褐色の光沢が有り、大きい鱗が良品です。尻尾の鱗が最も効果が高いと言われています。
    • 火で暖め軟らかくし、細かく刻み薬研にて細粉とします。
    • 五味は鹹。五気は微寒。
    • 穿山甲は、排膿作用、排毒作用があります。母乳の分泌を促します。乳腺症、初期膿瘍、関節痛などに用います。

    犀角

    • 右側に展示。
    • 周りが灰白色で、中心と上部が黒色を呈するのはインドサイの鳥犀角。木口切にし天日に透見した時、光沢のある黒色を呈するのは鳥犀角の特徴です。光沢のない暗色のもはアフリカクロサイの水犀角です。
    • 激しい炭火で急激に熱し、使い慣れた包丁で木口切にします。又は鑢で粉にし服用します。
    • 五味は苦、酸、鹹。五気は寒。
    • 強心、解熱、解毒、鎮静、止血作用があります。高熱、麻疹、痘瘡に用います。
    • 羚羊角は、鎮痙作用に優れ、犀角は清熱解毒作用に優れています。

    羚羊角

    • 左側に展示。
    • 鑢で削り粉にして用います。粉にした物は出来るだけ空気に触れないようにします。
    • 尖端部と節の外層部分が効果が高いです。内部は薬用に耐えません。
    • 五味は鹹。五気は寒。
    • 清熱、鎮痙、解毒、鎮痛、鎮静作用があります。高熱、痙攣、意識障害、緑内障等に用います。

    鹿茸

    • 右側に展示。
    • 冠鹿茸、梅花鹿茸、馬鹿茸、馬毛鹿茸を展示。
    • 血抜きがされた軽い物で尖端が太い程良品です。根元の硬い骨化部は使用しません。
    • 火で毛を焼き木口切にして用います。散剤としても使用します。
    • 五味は甘、鹹。五気は温。
    • 補腎、補血、強壮、強精作用があります。心不全、極度の貧血、神経衰弱、陰痿、子宮出血、盗汗に用います。

    鹿角

    白檀

    • 手前に展示。
    • 淡褐色の小さい物が良く、粉にしたり黒焼にして用います。
    • 五味は鹹。五気は温。
    • 鹿角は、強壮、排膿作用があります。化膿症に用います。
    • 後方に移っているのは、最高級品の馬鹿茸です。

    薬局内展示生薬

    目次
    薬局内1。茯苓、白檀、五八霜。他5品展示
    薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示
    薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示
    薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示
    薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示
    薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示
  • 薬局内1。茯苓、白檀、五八霜、他5品展示

    太陽堂漢薬局の生薬展示紹介

    太陽堂漢薬局では朝鮮人参、一角、犀角、鹿茸、伽羅等。高貴薬を含む約200種の漢方薬味を常設展示しています。

    茯苓突き

    • 茯苓、手前に展示。
    • 最良品と言われ、今は殆ど取れなくなった薩摩大隈の茯苓。
    • 手前の金属棒は、産地でその茯苓探しの名人と言われた方が実際に使用されていた物です。その名人が亡くなられた時、遺品として譲り受けた茯苓突きです。
    • 漢方を師から直接お教え頂いた漢方家はブクリュウ、産地の発音。ブクレイは臨床家の発音。
    • 今、使われているブクリョウの発音は、教科書の音読みであり、茯苓の本来の発音ではありません。
    • 漢方薬の名前自体が変わっています。伝統が失われていく漢方界を現しているようです。

    茯苓

    23

    • 雪茯苓、茯神
    • 茯苓は無味無臭で噛むと歯に粘りつく堅くて断面が純白できめの細かいものが良品とされます。
    • 五味は甘。五気は平。
    • 皮付き茯苓、角茯苓、雪茯苓、茯神、北鮮産、和産を展示してあります。
    • 利水消腫、健脾、安神の効があり、水腫や痰飲の治療には必ず用いられる要薬です。
    • 茯神は鎮静、精神安定作用が強くなり、茯苓皮は利水作用を目的に用います。

    白檀

    20

    • 別名、檀香。
    • 質により老山、間山、新記の種類があります。
    • 黄褐色で油気が多く香気の強い物が良品です。砕けやすい物は精油成分が抜けやすく劣品になります。
    • 木口切にして用います。粉末にして服用する事もあります。
    • 五味は辛。五気は温。
    • 気を巡らし寒による胸部、腹部の疼痛を目標に狭心痛、胃痛、下腹部痛等に用います。

    五八霜

    • 別名は反鼻、蝮蛇です。マムシの皮を去り、肉質と骨格だけにしたものです。
    • 半透明の物が良品で黒褐色に変質した物は使用出来ません。
    • 火で暖め薬研で粉にするか、黒焼にして用います、霜とは黒焼のことです。
    • 五味は甘。五気は温。
    • 強壮、解毒、排膿作用があり、化膿性疾患、虚弱者、うつ病、夜尿症、糖尿病等に用います。
    • 蛇胆はマムシの肝です。五味は苦。五気は微寒になります。

    伽羅香木

    21

    • 沈香より遥かに上品で香木中最高級品。
    • 国内では正倉院に同じ物が奈良時代より保管されています。高価な為、沈香で代用します。
    • 硬く油に富み、辛く香気の高い物ほど良品です。
    • 火で暖め木口切にし、手で揉み微塵にして用います。又は水を加え、すりつぶし末にします。
    • 五味は辛、苦。五気は微温。
    • 健胃、鎮痛、鎮静、抗菌作用があります。嘔吐、喘息、下腹部痛等に用います。

    薬局内展示生薬

    目次
    薬局内1。茯苓、白檀、五八霜。他5品展示
    薬局内2。猿頭霜、琥珀、桂皮、蘇木。他12品展示
    薬局内3。海竜、海馬、黄柏、杜仲。他15品展示
    薬局内4。石膏、牡蠣、雪蓮花、真珠。他13品展示
    薬局内5。桔梗、海馬、半夏、黄連。他20品展示
    薬局内6。柴胡、黄連、太子参。他24品展示