患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 脳梗塞 】と漢方症例報告

脳梗塞の男性 2000年12月

(No.2050)

2ヶ月前に脳梗塞を起こし、1ヶ月前まで入院していた。

顔が赤く発色し、舌には白苔があり、内熱が窺える。

現在の症状は降圧剤ノルバスクを服用した状態で血圧130-80。便秘が有りプルセニドを服用している。

不眠症が有り、脳梗塞発作後より、ふらつきと右膝下から右足指先へ痺れがあるとの事。脳梗塞に対してはアスピリンを服用している。

糸練功で確認すると、左中焦に五志の憂(自律神経のアンバランス)と高血圧が動脈硬化の証として4合Ⅱ。左上焦に脳梗塞が5合Ⅰ。

脳梗塞後遺症の右足の痺れが右下焦2合Ⅲに確認される。

薬方は高血圧に対し動脈硬化改善剤、脳梗塞に脳血流改善剤、後遺症に麻痺や痺れの改善剤を各々投薬する事とした。

3ヵ月後、高血圧左中焦8+(1)、脳梗塞左上焦9+(1)、後遺症右下焦9+(1)に各々改善。アスピリンの服薬を中止した。

5ヵ月後、全て10±に改善。症状が消失し、漢方薬の服薬量を半分に減量する。

7ヵ月後、殆ど治癒したと思われる。

再発防止の為、うっ血を取り除く効果のある漢方薬を1日1回服用に変え、現在も再発防止の目的で服用している。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。