患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 高プロラクチン血症 】と漢方症例報告

高プロラクチン血症と不妊症 2010年11月

(35歳、女性No.3279)

30代の女性から、不妊症の相談を受けた。

結婚して3年になる。妊娠を希望しているが、なかなか妊娠しない。病院でホルモン検査をした所、高プロラクチン血症との指摘を受けた。ご主人に問題はなくフーナーテストも良好だった。

糸練功で確認してみると、高プロラクチン血症に対して拘攣急迫と瘀血を合わせた漢方薬証、その他に血虚を改善する漢方薬証の反応があった。

その後33ヵ月間、音沙汰がなかったが、漢方薬開始前に自然妊娠をしたものの妊娠11週目で繋留流産されていた。

血虚を改善する漢方薬証は、やわ肌で筋力が弱く、流産しやすい傾向にある体質である。漢方薬での体質改善とともに妊娠しやすく、また流産し難い身体作りを期待出来る。

漢方治療開始から3ヵ月後、プロラクチン値が正常範囲になった。

それから2ヵ月後、生理前の体調がとても良くなってこられた。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。