患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 気管支拡張症 】と漢方症例報告

気管支拡張症-数年前の咳が嘘のよう 2015年10月

(昭和32年生、女性。No.3821)

太陽堂へご来店される3~4年前に気管支拡張症と診断され、その後病院での治療をせずに過ごされている女性からご相談を受けた。

糸練功にてお調べした所、少陽の虚+肺の乾燥証を確認した。体質改善力が高い煎じ薬に肺の乾燥を改善する薬味を加え、筋や神経の収縮、緊張を緩める薬方をお出しした。

喉や肺の乾燥を取る薬味を加えるため煎じ薬でお作りした。 漢方治療は薬味の調節などをしながら進めていった。

その結果「数年前の咳が嘘のよう」と喜ばれていた。 咳の状態が良くなってきた事もあり、以前から気になっていた胃の痛みや生理痛の治療も少しずつ取り入れていった。

その事により気管支拡張症の漢方薬の分量を減らしたため、11月の乾燥してくる時期になり咳が再び出始めてしまった。少し様子をみたいとの事で様子をみるが症状は落ち着く事は無かった。

年が変わり、咳に対してアレルギー性の気管支炎を改善する薬方を合方しお出しした所、次の月には再び落ち着いていた。

その後はメインの処方は変わらず薬味の調節、減量をして漢方治療を終了された。

治療開始から10年ととても長く漢方治療をされたが、治療が終了される時は調子が悪くなる事が無かった。長年の漢方治療によりお身体は咳以外の体質改善も進んでおり喜ばれて漢方を終了された。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。